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(9)絞りと板金が複雑な小型部品は簡易金型(ダイレスフォーミング)を採用する

簡易金型(ダイレスフォーミング)によるコストダウン設計のポイント

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上記の写真は、最大寸法7~8cmと部品が小さく、絞り加工と板金加工が繰り返し複雑に行われている製品です。試作ではプレス加工において、金型を多数(今回の事例では7個の金型が必要)製作しなけらばならずイニシャル費用がかかる要因となってしまいます。

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安価な簡易金型(ダイレスフォーミング)で絞り加工を行います。その後、バーリング加工を行い、さらに汎用金型、もしくは汎用金型に追加工を行うことで細かい曲げを行います。様々なサイズの汎用金型を事前に取り揃えておくこともコストダウンのポイントとなります。

絞り加工と板金加工が複雑に入り組んだ小さな部品では、安価な簡易金型(ダイレスフォーミング)による絞り加工と汎用金型を採用することによって大幅なコストダウンを行うことが可能となります。また、例えば、今回の事例のように板厚の2倍以上の高さが必要なバーリング加工にも対応できるよう豊富に汎用金型を作製しておくこともコストダウンを実現するために重要です。