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(1)小ロットの場合は簡易金型(ダイレスフォーミング)を採用する

簡易金型(ダイレスフォーミング)によるコストダウン設計のポイント

before

簡易金型before

上記の写真のような丸・四角・長丸などの絞りを行う場合には、通常であれば一度金型を起こす必要があります。このような簡単な形状の絞りでも金型を起こせば50 万円程度のイニシャルコストがかかってしまう為、小ロットの製品や試作品などの場合にこれらの方法を導入することは現実的ではありません。

矢印

after

簡易金型after

簡易金型(ダイレスフォーミング)の工法を採用すれば、丸・四角・長穴などの形状の絞りをイニシャルコストを殆どかけることなく製作することが可能です。なお、簡易金型(ダイレスフォーミング)による絞りは形状や絞りの深さなどにもよりますが、加工方法の特性上10 回程度が限界なので、この数値を知った上で最適な絞りの方法を検討・採用することが必要です。

絞りを行うためには、通常であれば金型が必要になりますが、小ロットや試作品などを製作する場合はイニシャル費用がかかる金型は製品原価の上昇や試作開発費の増大につながります。製品ロット数が少ないケース、例えば試作品、あるいは絞りの回数が少ない製品に関しては、簡易金型(ダイレスフォーミング)の採用によって大幅なコストダウンを行うことが可能となります。