ステンレスなどの精密板金・プレス加工におけるイニシャルコストとトータルコスト低減に役立つVA・VEコストダウン技術情報発信サイト

(5)金型代を抑えられる寸法許容精度にて設計を行う

簡易金型(ダイレスフォーミング)によるコストダウン設計のポイント

before

通常の金型 精 度 納 期 コスト
±0.05 約4週間

精密なプレス金型を用いた絞りを行うと、±0.05と非常に高い寸法精度で加工を行なうことが可能です。ところが、絞り加工を行なう精密板金加工品においては、すべてが高精度に加工をする必要がない場合があります。従って、その都度新しいプレス金型を立ち上げるとコストも高くなる上、寸法精度の面においてもオーバースペックとなってしまいます。

矢印

after

簡易金型
ダイレスフォーミング
精 度 納 期 コスト
±0.1 約1週間

簡易金型(ダイレスフォーミング)はイニシャルコストが非常に安価で済む加工方法なので、この寸法精度に合わせて設計を行うことでトータルコストの低減に役立ちます。具体的には、精密板金の普通公差である±0.1mm まで寸法精度が許容できれば、簡易金型(ダイレスフォーミング)を採用することができ、トータルのコストダウンを行うことができます。

精密板金加工などの金属加工においては、その精度要求を高くすれば同時にコストも高くなる傾向にあります。絞りを行う際に用いる金型も高精度の加工が可能ですが、特に試作品の場合は例えば寸法精度を緩めることで簡易金型(ダイレスフォーミング)の工法を採用することにつながり、イニシャル費用を削減することが可能となります。