製品価値を向上させる、精密板金の勘所を知る工場見学ツアー
投稿日:2024年04月17日
近頃、お客様より、
「精密板金のコストを抑えるための設計のポイントを知りたい…」
「加工限界や寸法公差について、
といったお声を頂戴します。
そんなお客様の悩みを解決するために当社が行っている、「製品価値を向上させる、精密板金の勘所を知る工場見学ツアー」を紹介します!
当社の「工場見学ツアー」を受けるメリット
1.もっと精密板金を知って、製品のコストダウン・VEのポイントが分かる!
精密板金を設計する上で、コストダウンや品質向上をするために押さえておくべきポイントをお伝えいたします。
当社では、様々なノウハウを保有しており、、設計段階からあらゆるVA・VE提案を実施しています。
当社の説明会+工場見学を受けていただくことで、精密板金の設計について理解を深めていただくことができます。
2.加工限界や材質特性を知って、後戻りの少ない設計や製品品質の向上が実現できる!
適切な設計や加工をするためには、メーカー毎に加工可能な限界値や製造条件を知っておくことが大切です。
加工限界や製造条件を知っておかないと適切な設計をすることができません。
説明会や工場見学により設備を見ていただき、当社の加工可能な範囲や限界を知っていただくことで、後戻りがない設計を実現することができます。
このように、説明会・工場見学を通して、当社が提供する精密板金加工を深く理解していただくことができます。
当社の工場見学+説明会をご希望の方は、下記問合せフォームより詳細(希望の日時、人数 等)を記入の上、ご連絡ください!
また、下記にて当日スケジュールの概要をご紹介します。
もちろん、お客様のご要望に応じて、スケジュールを変更することも可能です。
【スケジュール】
1.説明会 (所要時間:30分~1時間)
■ 会社概要+当社の精密板金加工について
・精密板金における設計のポイント、加工限界について (他社の参考値と比較して説明します。) 等々
2.工場見学(所要時間:1時間)
3.質疑応答(所要時間:30分~1時間)
・事前のアンケートでいただいた質問へ回答いたします。(工場見学時に出たご質問でも問題ございません。)
上記のスケジュールで、当社の営業・製造スタッフよりご案内をさせていただきます。
また、参考までに、過去に行った工場ツアーで頂いた質問を5つ紹介させていただきます。
Q:切削加工から曲げ・溶接加工への工法変換は対応可能ですか?
A:金属などのソリッドから削りだす機械加工品から、精密板金製品に置き換えることができれば大幅なコストダウンを行うことができます。一例を紹介すると、材質をまず真鍮からステンレスに置き換え、さらに工法を・・・
Q:精密板金の溶接加工における考慮することを教えてください。
A:精密板金において溶接を行う際は、溶接方法に合わせた板厚の選定が重要になります。
ステンレスやアルミなどの溶接を行う際、板厚が1mm 以下の場合はTIG 溶接では作業者の技量によって品質が大きく左右されてしまいます。
このような場合の対処方法としては、①設計上、どうしても薄さが必要なケース以外は・・・・
Q:板厚ごとの加工限界を教えてください。
A:曲げ加工は、一般的にプレスブレーキにより行われます。実は、このプレスブレーキによる曲げ加工は、板金加工メーカーのノウハウにより、加工可能な板厚範囲、寸法範囲が異なります。
当社の曲げ加工可能な板厚・寸法のスペック表を用いてご説明いたします。
Q:板金筐体の設計・製作において考慮していることはありますか。
A:板金筐体の設計・製作では、使用用途やコスト、納期に合わせた最適な材質の選定が必要になります。最適な材質を選定するには、加工後の塗装や表面処理などを考慮した上での材質選定をすることが重要です。
そうすることで、他の材質と比較して、コスト削減ができたり、納期短縮できたりするなど、板金筐体の製作におけるメリットを得ることができます。
Q:精密板金をより軽量化したいのですが可能ですか。
A:軽量化のために最も考慮すべきことは、当然のことながら製品の”材質”です。精密板金に用いられる主な材質としては、鉄・アルミ・ステンレスが挙げられます。
これらの材質の重量を比較すると、下記の通りになります。
ステンレス(比重:約7.9) ≧ 鉄(比重:約7.8) > アルミ(比重:約2.7)
皆様もご存知の通り、鉄・ステンレスと比較し、アルミは大幅に軽い材質であるといえ、この軽いアルミを採用すれば、軽量化に直結します。
しかし、軽量化を実現するアルミの設計においては注意するべき点が多々あります。
このように、細かい質問に対しても、実際の製品と実機をお見せしながら、お答えさせていただきますので、当社の精密板金加工への理解も深めていただけると思います。
皆様のご参加をお待ちしております。