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できる設計者は知っている!板厚ごとの曲げ加工限界!

1.曲げ加工の加工可否判断に困った経験はないでしょうか?

皆様は、曲げ加工の加工可否判断に困った経験ございますでしょうか。

曲げ加工は、一般的にプレスブレーキにより行われます。

実は、このプレスブレーキによる曲げ加工は、板金加工メーカーのノウハウにより、加工可能な板厚範囲、寸法範囲が異なります。

そこで、今回は曲げ加工の加工可否判断にお困りの方に向け、精密板金ひらめき.comを運営するCREST PRECISIONの曲げ加工可能な板厚・寸法のスペックをご紹介します。

 

2.曲げ加工の仕組み

当社の曲げ加工可能な板厚・寸法スペックに移る前に、まずは改めて曲げ加工の仕組みを確認してみましょう。

一般的に、曲げ加工はプレスブレーキ等の曲げ加工機に金型を取り付けて加工を行います。

曲げ加工で使用する金型は、パンチ(上型)とダイ(下型)に分かれており、この2つ金型の間にワークを差し込みパンチ(上型)を下降させ、数トン〜150トン程度の力を加えながらダイ(下型)に押し付けることで、ワークを変形させます。

(※下図は参考画像です。)

ただし、曲げ加工は、上述の説明ほど、容易な加工方法ではありません。

高精度に曲げ加工を行うためには、板厚寸法材質特性金型形状ワークへの圧力などあらゆる要素が関係しているのです。

ちなみに、当社では、独自のノウハウを用いて、これらの要素の最適化を行い、より高精度な曲げ加工を実現できるよう取り組んでおります。

 

3.当社の曲げ加工可能な板厚・寸法スペックをご紹介

では、本題である当社の曲げ加工可能な板厚・寸法のスペックを下図にてご紹介します。

当スペック表は、材質が鉄であり、一般的な金型を用いたプレスブレーキによる曲げ加工を想定しています。

また、各板厚毎の『曲げ最小寸法』に加え、外観品質が求められない場合の曲げ最小寸法を『跡が強い曲げ最小寸法』と定義しております。

是非、上図のスペック表を用いて、曲げ加工の加工可否判断、または、当社へのご依頼の際の参考資料としてご活用ください。

 

4.精密板金加工品への曲げ加工なら、当社にお任せください!

いかがでしたでしょうか。今回は、当社の曲げ加工可能な板厚・寸法スペックをご紹介しました。精密板金ひらめき.comを運営するCrestPrecisionでは、曲げ加工はもちろん、曲げ加工を行った製品への追加工にも対応しております。

加えて、長年培ってきたノウハウをもとに、設計者様に対してコストダウンや納期短縮のための様々なVA・VE提案を行っています。この豊富な知見を活かし、お客様の求める製品のローコスト設計を実現します。精密板金加工品への曲げ加工なら、当社にお任せください。

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