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薄板板金の強度を高める新たなご提案

「軽量化のために板厚を薄くしたいが、強度が不安・・・」
「薄板でもできるだけ歪みを抑えたい・・・」
といったお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

これまで強度を高めるポイントとして、

「リベット接合や曲げ構造への変更で溶接をできるだけしない設計にする」

「曲げ部の補強として三角リブを入れる」

「板材・箱物は絞り加工で強度を向上させる」

といったご提案事例をご紹介いたしましたが、上記以外に
薄板板金の場合でも、強度を高めるためのポイントがございます。

そこで今回は、薄板でも強度を高めるポイントとして、過去ご紹介していなかった新たなご提案内容をご紹介いたします。

 

薄板板金の強度を高める新たなご提案

冒頭ご紹介したように、歪みやたわみを抑え、強度を高めるためのポイントして、

「溶接をできるだけしない設計」

「三角リブで補強をする」

「絞り加工で強度を高める」

などの対策があります。

 

ただそれだけではなく、当社では、特に薄板の板金加工において、

「ビード+ヘミング曲げ」を行うことで強度を高める

ご提案を行っています。

 

下記が実際に加工した補強板のサンプルの全体写真です。

 

図1. ビード+ヘミング曲げ(全体写真)

 

今回は斜めにビードが入っていますが、単にビードを入れるのではなく、ねじれや対角線上のたわみなどの歪みを抑えたい方向に合わせて、ビードを入れることで、強度を高めることが可能です。

 

図2. ビード部の拡大写真

 

さらに下記のように、端面にヘミング曲げを行うことで、板厚が実質2倍となり、端面の強度を高めることができます。また、納入後の組立やメンテナンス作業者が触れた際の安全性も同時に確保することができます。

 

図3. ヘミング曲げ部の拡大写真

>>ヘミングが曲げついてはこちら

 

今回ご紹介した製品は、外装カバーで歪みやすい箇所の補強板として使用されていますが、その他にも、例えば筐体の強度を高めるために内部部品として使用するなど、特に歪みが出やすい箇所の補強として活用することができます。

このように、板厚や製品形状、実際の用途に合わせて、最適な設計方法や加工方法をご提案することが可能です。

 

>>当社の提案事例はこちら

 

精密板金は、精密板金ひらめき.comまで!

精密板金ひらめき.comを運営するCREST PRECISIONでは、豊富な新規試作実績によるノウハウがあり、日々お客様にVE提案を行っております。今回は、薄板でも強度を高めるためのポイントとして、「ビード+ヘミング曲げ」を活用したポイントをお伝えいたしました。当社では、こうしたノウハウを基に、設計段階から、コストダウン提案や機能性を高める提案を行うことが可能です。

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