廃業に伴う生産移管を円滑に進めるポイント
投稿日：2025年04月30日
ここ数年、板金加工業界においても廃業するサプライヤーが増えてきており、当社でも廃業に伴う新たなご相談・依頼が増えてきています。廃業に伴い生産移管をする場合、「図面通りに製作したにもかかわらず、要望とは異なる仕様になっている」「既存製品と比較して品質が悪くなってしまった」などの事態が発生する可能性もあります。そうした事態を避けるためには、いくつかの押さえるべきポイントがございます。そこで、今回は「廃業に伴う生産移管を円滑に進めるポイント」についてご紹介いたします。
ポイント①：図面の中に表現されていない仕様・ノウハウがないかを確認する
お客様が既存サプライヤーとの取引をしている中で、図面には記載されていないものの、”暗黙の了解”のように仕様が付加されていることがあります。これは、既存商流の中では双方の認識があり、成立しますが、新たなサプライヤーに同様の依頼をされたときに、この「図面に記載のない細かな仕様」が反映されていないといった事態が発生します。また表面処理方法などの記載がなく、どんな処理を施していたのかが分からないといった事態も発生する可能性があります。
そのため、既存製品と同じ製品を製作する際には、過去に製作した現物を見て、図面に記載がない細かな仕様を確認することが必要です。
ポイント②：表面処理の色の違いを考慮する
めっき処理などを施した後の色を既存製品と合わせてほしいとお客様からご要望を頂くことがあります。こうした表面処理による色は業者によって異なり、色の違いを合わせる対応が難しいこともありますので、注意が必要です。もし対応が難しい場合は、外観品質を考慮した塗装への切り替えを検討したり、どんな用途で使用されるのかをふまえた外観仕様のすり合わせを実施する必要があります。表面処理後の色合わせについては外観品質に影響を及ぼすため、十分なすり合わせを行った上で生産移管を進める必要がございます。
当社の精密板金加工の特徴・対応範囲をご紹介いたします！
当社では、ご紹介したポイントをふまえた上で、お客様のご要望に沿った製品の製作が可能です。下記にて当社の精密板金加工の特徴および対応範囲をご紹介いたします。
当社の精密板金加工の特徴
精密ひらめき板金.comは、月間3,955件の試作実績を誇る試作板金のプロ集団です。多種多様な精密板金加工品に対応しており、お客様からのご要望に沿った高品質な製品を製作することはもちろん、「短納期」「コスト削減」も実現いたします。また、複雑形状など高度な技術を要する試作にも定評があります。
当社の精密板金加工の対応サイズ
当社では、板厚は0.5~6.0mm、サイズは手のひらサイズの小物から電話ボックスサイズの大物まで対応可能です。
精密板金に関するサプライヤーをお探しの方は、精密板金ひらめき.comまで！
いかがでしたでしょうか。今回は「廃業に伴う生産移管を円滑に進めるポイント」についてご紹介いたしました。冒頭にご紹介いたしましたように、新たなサプライヤーに生産移管を行う際には、「既存製品とは異なる仕様になった」といった事態が起こる可能性があります。精密板金ひらめき.comを運営するCREST PRECISIONでは、様々な業界向けの精密板金の設計・製作を手掛けてきた豊富な実績があり、お客様のご要望の通りの製品を製作することが可能です。またそれに加え、コストダウンや更なる品質の向上を実現するVAVE提案を行っております。
精密板金の設計・製作ができる企業をお探しの方は、お気軽に当社にご相談ください。
