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試作板金のスピードを上げるためのヒントとは?

はじめに

お客様の開発品の試作を依頼いただく中で、お客様から「試作板金のスピードをあげたい」というご相談をもらうことが多くあります。製品の開発進めるために活用される試作板金は、なんといってもスピードが重要です。

 

試作品のスピードを上げるためには、それぞれの工程(見積・データ作成・ブランク・曲げ・溶接・出荷など)を最適化すると共に対応に十分なキャパシティを持たせることが必要です。
しかし、工程の最適化やキャパシティにも限界があり、各工程の能力増強やキャパシティを広げるなどの方法は、一朝一夕ではおこなえるものではありません。

ではどうすれば、試作板金のスピードを上げることができるのでしょうか?

今回は、精密板金ひらめき.comを運営するCrestPrecisionがお客様にご提案している0次試作のスピードを上げるためのヒントをお伝えいたします。

 

試作スピードを上げるためのヒント

通常、当社をはじめとした試作板金を行う会社が開発品などの試作依頼を受ける場合、下記のような流れに沿って進めます。

 

設計者が3DCADにて製品を設計→設計者が三面図に変換し寸法・交差・材質・特記事項を記載

図面を送付し試作を依頼→図面にしたがって試作品を製作→納品

実は、上記の5つの工程うち1つの工程を見直すことで試作スピードを格段に短縮することが可能となります。
いったいどの工程を見直せばよいのでしょう?

試作のスピードを短縮するために見直すべき工程は②の三面図に変換し寸法・交差・材質・特記事項を記載
という工程です。

②の工程では、設計者様が図面の作成をするのに時間がかかってしまったり、試作板金を行う会社が図面を解読し、形状認識をするのに時間がかかってしまうことがあります。
また、複雑な図面を設計したり、解読・図面の形状認識をするのには経験や知識も必要となります。

そこで、精密板金ひらめき.comを運営するCrestPrecisionでは、形状確認やラフモデルを確認するための目的の0次試作の場合下記の画像のような3DCADで設計した状態で当社に依頼していただくことをご提案しております。

形状確認やラフモデルを確認するための目的の0次試作においては、細かい寸法公差の記載は必要なくJISの一般公差で十分対応可能です。
0次試作のときに精度などを設定する作業を当社にお任せいただくことで、設計者様の作図の手間がなくなり他の作業をすることが可能となります。
また、作図作業をプロである当社が行うことにより、早く確実に試作品をお渡しすることが可能となります。

 

では、具体的に当社に依頼いただくとどれくらいの時間が短縮できるのかというと
 
図面のボリュームによって変わりますが、図面一枚当たり
 
・簡単な図面であれば10分程度
・曲げが多くあるものについては30分程度
・曲げ+溶接があるものについては1時間程度
 
時間の短縮が可能となります!
 

まとめ

製品の設計開発にかかる時間は競合他社様との競争において重要な点になるかと思います。
形状確認やラフモデルを確認するための目的の0次試作の設計図を書くことに開発部門や設計者様の貴重なお時間を費やす必要はありません。
3DCADの状態で、板金設計・加工のプロであるの当社にお任せしていただくことによって試作のスピードの短縮と手配の手間の削減が可能となります。

精密板金ひらめき.comを運営するCrestPrecisionでは、新規試作板金、約4000件/月の経験から培った対応力で迅速に試作対応致します。

板金部品の試作にお困りの方は、お気軽に当社までご相談ください。

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